人格交換ガチャ

「俺のせいなんだ。先輩達が勝てなかったの」




「第一クォータも終わってないのに交代されたんでしょ?だったらそのあとに試合に出てた人達だって大きな原因だよ!」






菜々の言葉は元気づけられるものばかりだった。






先輩達は引退した。
そして晃が部長になった。

俺はあの試合のせいで副部長にすらなることは出来なかった。


後に後輩達にまで抜かされている気がして怖くて怖くてたまらなかった。

どんなに努力しても天才には叶わないのだと、努力は無駄なのだと…俺は思い込んだ。





「朋也〜少し残っていこーぜ!」





先輩も引退し、夏休みに入って少しは精神的にも楽になっていたが、晃とバスケをするとどうしても苦しくなった。



生まれ持った容姿。
生まれて渡された様々な才能。

俺にはないものばかり。


努力したってそれらは手に入れられない。