俺は頷いた。若木さんと朋也、そして俺は朋也の家に上がり込んだ。


久しぶりに来たが、バスケのことでいっぱいの部屋だった。



「お茶を用意する」



「そんなの後ででいい。早く話してくれ」




朋也は若木さんとめを合わすと、若木さんはこくりと頷いた。





「俺たちはお前の妹が死ぬ前に人格交換ガチャを利用した」



「利用した…?朋也も…か?」



「そうさ。菜々も俺も。多分、もっともっといるはずだ」




もっともっと…?
なんなんだよ。




「それで、何話してくれるって?」



「……覚悟はできてんのか?」



「勿体ぶらねぇで早く言ってくれよ!」



「わかった」