人格交換ガチャ

そしてお母さんは私を殴った。その衝撃で壁にぶつかり、頭から血が出てしまった。

お父さんもさすがにやばいと思ったのか家の扉を閉めて私の元に来る。

そしてお母さんの彼氏さんはお母さんのほうへ。




「いったぁ……」



「真結!血が!」




自分の心配、よりも自分の親が私に、娘にこんなことをしたという事実がさらに私の言いたいことを増幅させた。




「くそばばぁ!娘殴るとか親失格だろ!?浮気して虐待かよ!」



「なによ!大人しかったあんたがこんなに反抗するなんて!!大して可愛い顔すらしてないくせに!」



「生まれたくてこの顔で生まれてきたんじゃない!!お母さんがこの顔で産んだんだろ!」



まさかお母さんと私がもみ合いになって殴り合いになるなんて思ってもみなかった。

私はこんなことがしたいわけじゃないのに、勝手に口が、体が動いて止まらない。



そして揉みくちゃに暴れて暴れた結果、事が収まったのは夜中だった。

疲れ果てたお母さんが先に自分の部屋に行き、私も自分の部屋に行った。



あの剛という男はお母さんと少し話したあとさっさと家を出て行ったようだ。


お母さんがボロボロの姿で泣き崩れていたので別れ話をされたのだろう。


お父さんはお父さんでビールばかり飲み、酔いながら、会社に休む連絡をしていた。