人格交換ガチャ

「また会えますから…。あと、ひとつ、アドバイスです。そのガチャガチャに書かれていることは知らぬうちにそうなってるんです…。そして何が自分から抜けたのか、すぐにはわからないんですよ…」



彼女は急ぎ足で森を抜けていった。



だから私もいつの間にか言いたいことを言えるようになってたってことか……。



「不思議なガチャガチャ…」



でも上手くいけば、頭が良くて運動もできて可愛くてモテる、最強の女の子になれる…?

児嶋くんに似合う、素敵な人に……。




「なーんて…あの子、1週間以上前から通ってるのにあれだもん…。本当に運なんだろうな…」




話を聞いて、引きたい!という気持ちと引きたくない!という気持ちが交錯していた。


ピロン


メッセージ受信音が鳴った。



【美咲:話があるんだけど、今、いい?】



美咲からだった。
手のひらを返したくせにとは思ったものの、話を聞くだけなら、と返信した。




【真結:なに?】



【美咲:電話】



【真結:わかった】