人格交換ガチャ

「いいの。私が欲しい、のはもっと別の……」



「それは、なに?」



「可愛くなれる桃色」



「そう、なんだ」



そんなのまであるの?他に…何があるんだろう……。



「他に何があるのか、知るには回すしかないんですよ…」



まるで心を読まれたかのように彼女は言う。



「心を読まれたって思ったでしょ?」



「え…?」



「私は、このガチャガチャで、人の心が読める白を手に入れたんです。だから私は人の心が読める…」



静かな森の中に5時の金が鳴り響いた。

その間、緊迫した空気が私たちのあいだで流れていた。



「驚いたでしょ?そんなのまで、あるの……。他にも話したいけど、帰らなきゃ……行けないみたい」



「え?」



「成績が良くなるために、これから、塾、行かなきゃだから」




女の子は私に背中を向け歩き始めた。が、数歩歩いたところで立ち止まり、振り返った。