バスケ部の部長でクラスの中心核的な存在の美咲。ボーイッシュなのに可愛くてすごくモテる。
そしてそんな美咲の視線の先には児嶋くんというクラスの王子様。容姿端麗で勉強も出来て男子バスケの部長。
そんな彼、実はいうと彼女が出来たことがあるという噂を一つも聞いたことがない。
なんでも、彼自身そういうのに興味が無いとか。
美咲は児嶋くんのことが好きで菜緒も弥生もみんな応援している。
でも、私も児嶋くんが好き…。
これは誰にも言っていない。
言えなかった。
「まーゆ!明日、10時に駅前だかんね!」
「あ、うん。わかった…」
きっと、私が児嶋くんのことが好きだと言ったらみんな私から離れていくんだろう。
私ってその程度なんだと思う。
みんなが私をグループに入れている意味もわからないくらい…私の存在感はないの。
「あーあ。明日はカラオケ…どーせ、私は一曲も歌わないんだろうなぁ」
みんなが部活に行って一人になった帰り道。
歌を歌うことは好き。
でも下手くそって言われたりしたらと考えると歌う気にすらなれない。
だからいつも聞いているだけで楽しいからとか言ってやり過ごしてる。
いつも乗るバス停には見覚えるのある人影。それはあの児嶋くんだった。
そしてそんな美咲の視線の先には児嶋くんというクラスの王子様。容姿端麗で勉強も出来て男子バスケの部長。
そんな彼、実はいうと彼女が出来たことがあるという噂を一つも聞いたことがない。
なんでも、彼自身そういうのに興味が無いとか。
美咲は児嶋くんのことが好きで菜緒も弥生もみんな応援している。
でも、私も児嶋くんが好き…。
これは誰にも言っていない。
言えなかった。
「まーゆ!明日、10時に駅前だかんね!」
「あ、うん。わかった…」
きっと、私が児嶋くんのことが好きだと言ったらみんな私から離れていくんだろう。
私ってその程度なんだと思う。
みんなが私をグループに入れている意味もわからないくらい…私の存在感はないの。
「あーあ。明日はカラオケ…どーせ、私は一曲も歌わないんだろうなぁ」
みんなが部活に行って一人になった帰り道。
歌を歌うことは好き。
でも下手くそって言われたりしたらと考えると歌う気にすらなれない。
だからいつも聞いているだけで楽しいからとか言ってやり過ごしてる。
いつも乗るバス停には見覚えるのある人影。それはあの児嶋くんだった。