俺は大声で叫ぶと病院を出た。




このまま終わらせてたまるか…!

人格交換ガチャは俺のものなんだ!





俺は人格交換ガチャの山まで行き、たどり着いた。





「あいつから記憶を奪うんだ…!」




俺は目の色を変えていた。

俺は自分さえよければそれでいい人間だったんだ。





「晃!待て!何するんだ!」




後ろから朋也と病院から飛び出してきたのであろう若木と橘。





「俺は今からお前らの記憶を消してやろうと思ってさ」




「なんてやつだ!ふざけるな!」





朋也が殴りかかってきそうだったので俺はすぐにガチャを回した。


きっと、あいつは優しいからな。

引きたいものを引かせてくれるなんて馬鹿なやつだ。


黒色なんて引きたくもねぇ。

出るはずなんてないんだ。



そして手に取ったカプセルは金色。





「よし!秘密を隠すカプセルだ!」



俺はすぐにそのカプセルを開けた。もちろん、中に書いてあるのは“秘密を隠す金色”





「クソ!なんてやつだ!」