人格交換ガチャ

「今日、夕飯。なにがいい?」



私は体温計をお母さんに渡した。




「いいよ。私が作るから!」



「え、そう…?」




お母さんは体温計をじっと見つめるとお願いするわと私に言った。





「お母さんこそ、なにがいい?」




「な、んでもいいけど…軽いものかしら…」




「じゃあ、麺でいっか」




「え、ええ…」





私は黙々とうどんを作り、お母さんに渡した。ついでに私も一緒に食べた。

明日の学校のことを考えると頭が痛くなった。だからなのかなんなのか、私はさっさと寝ることした。




朝起きると、お母さんはすでに仕事へ出かけていて、お父さんもいつの間にかいなくなっていた。

いつ帰ってきたのかすら全く気が付かなかった。

私は朝ごはんを食べると、いつもより一本早いバスに乗った。




「あ……」