人格交換ガチャ

俺が尋ねると彼女は少しだけ表情を暗くした。





「私、最近車に轢かれて重症だったの。まあ、命に別状はなくてね?回復も早かったからって今日、一時退院なの」




「それは、災難だったね」




「まあ、そーだね〜」





黛さんは俺を見つめてニコニコと不気味な笑顔を見せてきた。






「え、なに……?」




「ブスでデブで勉強も運動もなんにも出来なかったんだね?唯一の取り柄がゲーム?」




何言ってんだ?





「は?何いってんの?どこがブスでデブなのか教えてよ。勉強も運動も俺は頑張ってんだよ。お前、デタラメ言うな」




さすがの俺もディスられたら腹が立つ。





「私の目にはそう見えるだけだよ?好きだったのに正直、残念」




「お前、なんなんだよ」