人格交換ガチャ

コロンと音を立ててカプセルが落ちてきた。僕はそれを手に取った。

緑色だった。



«開けてみて»



そのメッセージを見たあと、俺は1度スマホをポケットに入れてカプセルを開けた。



“優しさの緑”



俺はその文字を見た瞬間に怒りが抑えきれなくなり、すぐにスマホを取り出してメッセージを打った。




«話が違う!»



«運って言ったろ?もう一度引いてもいいんだよ?ただし、好きになる力があるカプセルなんて入ってないけどな»




俺はその文字を見てスマホを落とし、自分の膝も落とした。




「ふざけんなぁあああああ」




警察官として騙されたということに苛立ちがあった。狭間さんを助けられないのかという気持ちも潰され、内心、どうしたら良いものか暴れていた。



«おい、いい加減にしろ!場所はどこだ!殴ってやる!»


«無視すんな!ふざけんなよお前!誰なんだよ!»


«おい、殺すぞ!?»