「朋也……。もし、人格交換ガチャの全てを知れたら…死にたい」




「……俺は罪を償うよ。どんなかたちでもいいから」





俺たちは満月の日にそう言い合った。
お互いに止めることはしなかった。

だってお互いの辛さを一番わかっているのはお互いだから。




「菜々、ごめんな」





「私の方こそ、ごめんね」






俺たちは切っても切れない関係になった。

人格交換ガチャっていう秘密を共有し、そして調べる。


俺達が今、こうして生活しているのは人格交換ガチャの真実を突き止めるっていうお互いの共通した目標があるからだ。