私達は幼馴染みから卒業した。



卒業賞状も何もない。

ずっと、こうして居たかった。


こうならないと気づかないなんて、運命は残酷に進んでく。


私を乗せた救急車が、走ってく。



チラリ、と空を見た。



そして、頷く。



私は私に会いに行くーーー