僕は桜の木の下にいた。

風が吹いて桜が散って
"桜吹雪"になった。

桜吹雪が強くて、思わず目を閉じた。
ゆっくり目を開いた

その先に見えたのは…



「翼くん!!すっごいよ!
綺麗だね!!」


僕の愛おしい彼女。
君は、僕を変えてくれた初恋の人。


そして…


「パパ、ママホントに桜さん好きだよね。」
「そうだね…
菜美、子どもじゃないんだからはしゃがないで。
ほら、飴なめよ。3人で!」



もっと、努力しなきゃな。
2人を守るために。