「そ、そ、そーいえば、以外に近くて良かったですね。」
「まぁ、ロッジが山の中でもここら辺は別荘ばかりだからコンビニを近くに置いたんだろうな。」
「足りない分と今日の夕食分も買わなきゃ!」
「あれ?菜美さんはご飯担当でしたっけ?」
「裏方さんから頼まれちゃってさ…」
「小川さん、わりぃなぁ…
裏方は女の子少ねーから不安なんだと思うわ」
「菜美さんの手料理食べられるなんて
僕、嬉しいなぁ…」
「小野は薫のまずい料理食べてるからなぁ…」
「私も料理はそんなに上手じゃないですよ!
小野くんもそんなに期待しないでっ!」
そんな会話をしながらコンビニに向かった。
恋ではなく憧れと気付いたら少し楽になった気がした。
たぶん、中村先輩を好きになろう、好きでいようと暗示をかけてたのかもしれない。
確かに最初は好きだったかもしれない。
けど、演劇部にはいって
薫さんに出会って、4人でご飯行くようになったら逆に薄れていった。
今は憧れの先輩。
それでいい。
空を見上げると青空が広がっていて
すごく気持ちよかった。
夏だけど、少し涼しく感じた。