偽りの愛言葉

「どうして、そんなこと言うんですか?」


ちょっと怒ったような表情で、俺を見つめた。


「さっきから飛鳥馬くんと風神さんを比べたことなんて一度もありませんよ?」

「けど、笑ってないじゃん。」

「それは3人だからです。飛鳥馬くんと風神さんが居るから自然に笑顔になれるんです。」

「じゃあ、大ちゃんと2人きりは?」

「きっと今の状態と同じだと思います。」


なんだ……。


俺の早とちり?


「勝手に決めつけて欲しくないです。せっかく今日は楽しいのに…」

「楽しかった?」

「はい。とっても楽しい日になりました。」


その笑顔は、花が咲いたような笑顔だった。


綺麗な瞳に見惚れてしまう。