なんでみんなそんな平然としてるの!?
私は1人であわあわしてしまう。
「るぁ、ラギア・・・エリィ、びゅおう!、なに?」
〈エリィは、アイナが勝手に決めたから怒ってる〉
それだけだと言うように口をつぐむラギア。
何を勝手に決めちゃったの?
気になる。けど、言えないからわざと省いたんだったら・・・。
聞くべきか否か。
むむむと唸っていると、何やら呆然とした声が前方からした。
「アレでわかるのかよ愛し子様・・・」
「俺、念話の凄さを改めて実感したわ・・・」
「“びゅおう!”ってなんでしょうねぇ・・・」
「どっせい?」
「違う。
どうしたの?」
「びゅん!どーせたの?」
「し」
「せい、すいー、し?」
「どうしたの?」
「どうしたの?
みゅん!ロイ、ロッチェ、ぼるだ、どうしたの?」
満面の笑みで聞いた私が見たもの。
それは、どこか遠くを見る3人だった。
なんでだ?
首を捻ったところで、バターン!と食堂の奥の調理場の扉が開いた。
そうして飛び出してきたマーニャが叫ぶ。
「雑巾がないっ!」
ぞうきん・・・雑巾!
今朝さんざんに私を転ばせた敵のことか!
「敵・・・」
ラギア君、唐突に私の心の声をリピートするのやめて。
ビックリするじゃん。
「うん」
「ありがとう」
こっくり頷いたラギアにこっくり頷き返した。
私は1人であわあわしてしまう。
「るぁ、ラギア・・・エリィ、びゅおう!、なに?」
〈エリィは、アイナが勝手に決めたから怒ってる〉
それだけだと言うように口をつぐむラギア。
何を勝手に決めちゃったの?
気になる。けど、言えないからわざと省いたんだったら・・・。
聞くべきか否か。
むむむと唸っていると、何やら呆然とした声が前方からした。
「アレでわかるのかよ愛し子様・・・」
「俺、念話の凄さを改めて実感したわ・・・」
「“びゅおう!”ってなんでしょうねぇ・・・」
「どっせい?」
「違う。
どうしたの?」
「びゅん!どーせたの?」
「し」
「せい、すいー、し?」
「どうしたの?」
「どうしたの?
みゅん!ロイ、ロッチェ、ぼるだ、どうしたの?」
満面の笑みで聞いた私が見たもの。
それは、どこか遠くを見る3人だった。
なんでだ?
首を捻ったところで、バターン!と食堂の奥の調理場の扉が開いた。
そうして飛び出してきたマーニャが叫ぶ。
「雑巾がないっ!」
ぞうきん・・・雑巾!
今朝さんざんに私を転ばせた敵のことか!
「敵・・・」
ラギア君、唐突に私の心の声をリピートするのやめて。
ビックリするじゃん。
「うん」
「ありがとう」
こっくり頷いたラギアにこっくり頷き返した。



