本日、初のため息。 まぁそれが、 気に食わなかったみたいですね。 ーーーガシャンッッ!!! ヤンキーの1人がパイプ椅子を蹴り飛ばす。 ただでさえ、この一連のやりとりで 静まり返っていた体育館に 大きな音が反響する。 「……なめてんのか?」 1人がドスの効いた声でコチラを睨む。 他の数人もダルそうに私を見上げてる。 そんなに怖くはない。 距離もあるし、人も多いし、 なんか……弱そうだし。 私でも勝てそうな気がする。