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次の日の放課後。
初めての授業は大して問題もなく終了。
終礼が終わると、
ガバッと凛はこちらを振り返った。
「泪ちゃん!このあと暇かな?」
「おつかれ凛。そうだね…17時までなら、大丈夫だよ。」
「やった!じゃあ、遊びに行こ!」
「いいよ。」
放課後遊びに行くなんて、
高校生らしいじゃん。
って柄にもなく浮かれてしまったり。
「どこいく?」
「ん~…あ!泪ちゃん、甘いもの好き?」
「そうだね……好きかな。あまりいっぱいは食べられないけど。」
「おっけい!じゃあ、駅前のたい焼き屋さん行こ!あそこ、すごい美味しいの!」
「うん、いいよ。行こう。」
「わぁい!」
子供のようにはしゃぐ凛がかわいい。
傍から見れば、危なっかしさがある。
けど、私はこの二日間で
分かったことが二つある。
一つは、凛はなかなか頑固で
意思がハッキリしていること。
もう一つは、二人の弟を持つ姉として
しっかり者だったということ。
ふわふわしてるのは見た目だけだったらしい。

