「好きなの?」


「あぁ」


「告白すれば?」


「告白なんてできねぇ……」


そこまで言ってハッと風花を見た。


風花はキョトンとした顔で俺を見ている。


「な、なんで、好きって……?」


「良真、ずっと見てるし、気が付くよ?」


小首を傾げてそう言う風花。


ま、まじか!?


俺、そんなに風花の事見てたっけ?


っていうか、それをわかった上で『告白すれば?』なんて言ってくるってことは、まさか風花も俺の事……!?


「でもライバル多いと思うよ? 古家先輩は美少女ナンバー1なんだから」


ニコニコしながらそう言う風花に、俺は目を丸くする。


「え、なんで古家先輩?」