「…っ」 澪和はなんだか、気まずく感じ、俯く。 「…いや、隠していたのが悪かった。……せっかく彼女…なのに」 そんな澪和に御影は恥ずかしそうに声をかけた。 途端に澪和にも恥ずかしさが襲う。 「あっ、あの…、心臓の病気、重いんですか?」 話題を戻そうと、澪和が口を開いた。 すると御影は、 「…そんな心配する程じゃない。ただ、今でもたまに苦しくなって倒れたりはするが…」 窓の外、どこか遠くを眺めるようにして言った。