「俺らの悪口を愛莉に言ってんだろ!?氷蓮は弱いから、いつまで経ってもNo.2止まり。こんな弱い族の姫なんてやってられない!!氷蓮の姫を辞めたい!とか言ってたらしいな!!愛莉から全部聞いてんだよ!!」



…は?


そんなこと一言も言ってない。


見に覚えが無い。



「私、そんなこと言ってないよ!!」


「でもお前、現に最近、倉庫に来なかっただろ?こんな弱い族、早く辞めたいんだもんな!そりゃ来る気にならないよな!!」


「違うよ!!来なかったのは愛莉が「言い訳なんか聞きたくねぇんだよ!!この裏切り者!!」



そう言うと昴は私の顔めがけて殴りかかって来た。