緋莉side



氷連のメンバーに会ってから1ヶ月が経った。



今日は煉が凰妃と刃龍を集め、合同集会が行われる日だ。


私は煉と一緒に刃龍の倉庫に向かった。



刃龍の倉庫に着くと凰妃と刃龍のメンバーは既に集まっていた。



「皆、待たせて悪いな。」



煉の言葉に倉庫内はシーンと静まり返る。



「皆、聞いてくれ。氷連との決戦を1週間後に決めた。刃龍と凰妃で氷連を潰すぞ!!」



煉に続いて私も声を発する。



「氷連を潰して凰妃が全国No.2になる!!」



皆、気合いもやる気も十分だ。



私は煉に後を任せ、氷連に決戦を申し込むために一旦、刃龍の倉庫を出た。


刃龍の倉庫の近くの公園に行き、ベンチに座った。



そして昴に電話を掛けた。



plululu…



「…おい…、今さら俺に何の用だ?裏切り者。」



「私、あなた達…氷連に話があるの。1週間後、氷連の倉庫に行くから。…あ、下っ端達も呼んでおいた方がいいよ?これは警告だからね?」



「お前…刃龍に関わりがあるのか?」



「…さぁ?じゃあね、また1週間後。」



「おい!!」



私は昴を無視し、電話を切った。