次の日、私はいつもより早く目が覚めた。
隣には煉がスヤスヤ寝ている。
そんな煉を見てニコッと笑う。
実は最近、気づいたことがあった。
私は煉の事が好き。
でも今はまだ自分の気持ちを煉には伝えない。
氷蓮、愛莉と決着がついたら気持ちを伝えたい。
そう思っていると、煉が目を覚ました。
「煉、おはよう。」
「おはよう。」
私は学校へ行く準備をし、煉に途中まで送ってもらった。
「手続きが終わったら連絡しろよ。」
「うん!わかった!」
「だが…心配だな…。もし氷蓮の連中に会ったら、また何かされるかもしれないぞ…?」
「大丈夫!今日は何もされない気がするの!」
私がそう言うと煉は笑った。
私は煉と別れ、松葉杖をつきながら学校へ向かった。