「ふ……フリーターじゃ……」 かろうじてそう放たれた言葉を聞いて、彼は楽しそうに笑った。 「フリーター? ……たしかにフリーランスで仕事をしていますが」 ふ……フリーターではなく、フリーランスのことか!? 私はとんでもない勘違いをしていたんだ! 口をあんぐり開けて、変人改め天才を見ていた。