司君は私をまじまじと見つめる。

その綺麗な顔に、頭がくらくらしてしまう。

そして……そっと唇を近付ける。

司君の体温に、その香りに、頭が真っ白になってしまいそう。






「花奈ちゃん……

俺、限界かも」





甘く切なく告げて……

私の帯をそっと解いた。





「あぁ!せっかく着せてもらったのに」




そう言いながらも、身体は驚くほど熱い。

紛れもなく、司君を求めている。