かつては散らかりに散らかっていたその部屋。

今日は……今日だって、散々な散らかり様だった。

飲みっぱなしのコーラのペットボトルに、コンビニで買ったポテト。

脱ぎ散らかした服。




「うわー……」




こんな汚部屋嫌だ。



そう思ったのに……



寝室だけは嘘のように整頓されていた。

ピカピカのフローリングに、きっちりとセットされているベッド。

そして、なんとベッドの上には薔薇の花びらが散りばめられていた!!




「な……」




思わず固まってしまった。

そして、震える声で告げる。




「下心見え見えなんだけど!」





そんな私にお構いなく、司君はシャツを脱ぎ捨てる。

現れたその肉体に、顔が真っ赤になってしまう。