“あなたを愛しています”







落ち着いた私とは逆に、吉川さんは複雑な表情で告げる。




「言いにくいけど……

俺も、由希さんと同じく、松島がこれ以上頑張ることもないと思う」




その言葉に軽いショックを受けながら、



「ですよね……」



努めて笑顔で答えた。




「ホテルの装花を使わないうえ、松島が探した花屋には文句を付ける。

もう、松島は十分頑張ったんじゃないか?」



「はい……」




頷きながらもちくりとする。

由希さんや吉川さんの言うことは最もだ。

私はプランナーとして出来る限りの事はした。

それで納得出来ないなら、自分で解決するべきだ。

でも……嬉しそうに結婚式について話をする佐藤夫婦が頭から離れない。