ロビーにいる、別の夫婦のゲストたちの会話が聞こえてきた。




「あや、すっごく可愛かった!」



「幸せそうで羨ましいなぁ」




私も、友達からあんな風に祝福してもらいたい。





彼女たちの後ろを通り過ぎ、広いロビーの階段を上がる。

そして、職場であるブライダルサロンの扉を開けた。