「今日、仕事後に待っています!」 は? 「俺、この辺りに住んでるので…… 終わったら電話ください」 そう言って彼は持っていた手帳に電話番号を書き、ビリっと破って私に渡す。 一刻も早くこの場から去りたい私はその紙を受け取って、逃げるようにホテルから出て行った。 最悪だ…… 何してるんだろう、私。 それに、吉川さんに見られていたら…… しばらく歩き、後ろに彼がいないことを確認して立ち止まり、ため息をついていた。