ふと、ベッドを見る。 服や靴下が散乱しているその部屋にあるベッドは、やっぱり汚かった。 汚いにもほどがある! 司君はベッドの上でポテトチップスでも食べていたのだろうか。 脱ぎ捨てたジャージの他に、食べかすみたいなものが落ちていた。 「あかん」 思わず言ってしまった。 「あかん…… こんな部屋、絶対あかん」