“あなたを愛しています”






そうか、サンタクロースは、私をイケメンとめぐり合わせてくれたのか。

だけど、顔がいいだけが全てではない。

むしろ中身だ。

この人……とんでもないおっちょこちょいで、馬鹿なのではないか。

必死にそう言い聞かせた。





彼は綺麗な顔で私を見たまま、笑顔で言う。




「優しい人ですね。

俺、何かお礼出来ないですか?」





私はまじまじと彼を見た。

茶色がかったふわっとした髪に、端正な顔立ち。

それだけではモデルみたいなのに……

真冬なのに、派手なアロハシャツの上にパーカー。

その姿が残念過ぎた。