私は何をしているんだろう。
見ず知らずの人の探し物に付き合った挙句、それはポケットに入っていたなんて!!
「ありがとうございます!」
何度も頭を下げる彼に、良かったですねと告げ、足早に去ろうとした。
お人好しのせいで、気付いたら十一時も過ぎていた。
明日も朝から仕事だ。
心の中でため息をついた私の手を……彼は引く。
思わず振り返った私の視線は、彼の綺麗な二重の瞳とぶつかった。
その瞳が思わず綺麗で目が離せなくなる。
瞳だけではない。
すっと通った鼻筋や、嬉しそうに口角が上がった唇だって綺麗だ。
今まで暗くて気付かなかったが……彼はとんでもないイケメンなのかもしれない。



