そんなことを言われると……しかも、子犬のような悲しい顔で言われると、無視することなんて出来なくなってしまう。 真っ先に家に帰って熱い風呂にでも入りたいのに、お人好しの私は見知らぬ彼に言っていた。 「探しましょうか?」 泣きそうな彼の顔は、みるみるうちに満面の笑みへと変わっていく。 それを見て、心の中でため息をついていた。