カランコエの花


は(言わなきゃ。今日はもう逃げたくない。だって…。)


は「隆太。」

隆「ん?」

ソファの左側にいる隆太に声をかける。

は(心臓がバクバクする。恐怖が押し寄せてきて、涙腺が緩んでいく。心臓の音がうるさい。逃げない、今日だけは逃げたくない。)

は「あ、のね。」

隆「うん。」


隆太は目をきちんと合わせてはるかの言葉を待った。