隆「嫌じゃないだろ。はるか、意固地にならないで。明日も仕事あるんだろ?」
は「…わかったよ。」
そう答えて、即電話を切った。
コーヒーが入っていたカップを流しへ持っていくことも忘れてベッドへもぐりこんだ。
自然と涙があふれてくる。
は(気が付いてくれたことうれしかったのに。仕事、仕事ばっかり。そりゃ、お互いの自由を認め合ってきたけどさ、少しくらいあたしのこと見てくれてもいいじゃん。
隆太のばか。)
そのまま逃げるように眠りに落ちた。
夢の中で頭を撫でられ、そっとあの大きな胸の中に抱きしめられた気がした。
きっと、嘘。
遠い記憶の中だと思う。


