奈津美が夕食を作り終えて、二人でテーブルへ運んでいると玄関が開く音がした。
は「あ、帰ってきた。迎えに行ってくる。」
奈「変わってないね、ほんと新婚夫婦みたい。」
奈津美の声は、はるかには届いてなかった。
は「お帰りなさい。今日もお疲れ様。」
隆「ただいま、はるかもお疲れ様。すごいおいしそうな匂いがする。」
は「せっかくだからって今日は奈津美が作ってくれたの。」
隆「お、それはすごそうだな。リビングにいる?」
は「一緒に食べて帰ってくれるってさ。」
そして、いつもは二人で囲んでいるテーブルに一人加わった。


