【大雅Side】




なんなんだよ。

なに、あいつと遊びに行ってんだよ。


しかもなんか、芽生嬉しそうだったし。

楽しかったのか。


あー、腹立つ。
ムカムカする。


仲直りしたのか。
つーか、喧嘩してたわけじゃなかったのか。

浮気してたんじゃなかったのかよ。


違ったのか。

あーーーーー頭の中ぐるぐるして、どうすればいいかわかんねえよ。





次の日。

俺は、部活だったため、学校に行った。

珍しく、あの、手嶋ってやつも来てた。

部活が終わって……
荷物をとるために、爽太と部室へと向かった。
部室のドアの前で、部室で誰かが話してる声が聞こえた。

「つーかさ、柊真、本気なわけ?」

「は?」

「高木のこと。」

は。
芽生の話してんのかよ。

こそーっと相手が誰なのか見てみると

芽生が今付き合っている、
手嶋ってやつと、前に話していた……
多分…………土屋日向?だと思う。

そういえば、二人ともバスケ部だっけ。



「で?どうなんだよ。」


は?



「遊びに決まってんだろ。」


は?


「いやあ、最初はさ、顔もいいし?本気で恋愛しようか~とか考えたけどさ?」


は?


「無理だったわ。あんな、ピュアだとは思わねえし?」


ふざっけんな。

別れろよ。
なんで、お前のために、俺が我慢しねえといけねえんだよ。

「てきとーに1回ヤったら別れるわ~」


ふざけんなよ。
この野郎。

俺は、手のひらを強く握りしめた。