「じゃあ、出てから、どっか行く?」

「え、あ、う、うんっ」

そう言って、その後、
近くのショッピングモールに行った。

「え、これ可愛いじゃん。」

と、適当に雑貨屋さんなどを回った。


「えーほんとだぁ!」

「これ芽生に似合うと思うよ?」

「えっ、うそ」

「ほんと。買ってあげる。」

へ!?

「い、いや、いいよ!」

「いいからいいから。」

そう言って、柊真は、ピンクのちっちゃいハートが何個かついた、ブレスレットを買ってくれた。

「いいの?」

「うん。」

そう言いながら、私にブレスレットをつけてけれた。

「可愛い。似合ってる。」

そう笑いながら言った。

な、なんか照れる…………。


「ありがとう。柊真。」


目の前の人は、子供のようににひひと笑った。



その後も色々なところを回って家まで送ってくれた。

「あ、そういえば……」

「?」

「前も、ごめん……ずっと謝りたかったんだけど…………ほんとごめん…」

え?

「遊園地のこと……」

「あ、大丈夫だよっ……気にしないで!」

「ほんとごめん……じゃあ…」

「う、うん、バイバイっ。」


そう言って、帰っていった。