羅忌side



桜と友達になって2日目、私達はお昼を食べていた


桜「ね、ねぇ!」


羅忌「ん?」


桜「あ、あのねっ!私、じつは青龍の姫なの!」


羅忌「・・・・・・そっか」


こいつ青龍の姫かよ、めんどくせー事になりそう


桜「そっそれだけ?」


羅忌「何が?」


桜「いやー他の子はさ、いじめてきたり、媚び売ってきたりするの!やっぱ、羅忌は違うね!」


媚び売る、ねー・・・大変だなコイツも


羅忌「別に、普通だろ」


桜「ありがとう!」


羅忌「・・・」


桜「ねーね!屋上いこ!」


羅忌「なんで?」


なんで屋上なんて、めんどくせーな


羅忌「いや」


すると桜が、


桜「おねがい!!!!合わせたい人がいるの!」


はぁ?合わせたいやつ?こっちは人と関わりたくねーんだよ


羅忌「無理」


桜「おねがい!」


おいおい、何泣いてんだコイツ


桜「おねっ・・・が・・・いっ」


はぁ仕方ねーな



羅忌「分かった」


桜「ほんと!」


泣き止むの早いな、鳴き真似かよ


桜が私を引っ張り屋上へと向かう


ガチャ


桜「皆!!この子が私のお友達になった羅忌だよ!」


彼方「そっか!よろしくね!」


カワイイ系男が言う


綾人「うひょー超美人だ!大歓迎だぞー」


うるさ、女好きめ


優「よろしくね?」


爽やかそうな人が言う


隼人「よろしく」


うわ俺様そうだな、面倒くさそう


蓮「・・・」


無口だなコイツ、女嫌いか


隼人「おい、羅忌つったな・・・姫になれ」


あ?何つったコイツ・・・姫?


無視していると、また俺様が


隼人「姫になれ」


聞き間違えではなかったか、まぁ答えは


羅忌「無理」


隼人「なんでだ、普通は喜ぶだろ!俺たち全国No.1だぜ?」


コイツ何言ってんだ?お前らが1番、権力目的とか嫌がるくせにな


優「珍しいね君」


なるほどな、こんなイケメンと言われる奴らがいて、入らない方がおかしいんだな


綾人「はいろーよ!」


彼方「僕も入ってくれると嬉しいかな」


好き勝手いいやがって


唯一この、蓮というやつは何も言わない


ま、こいつが反対すればいい話だ


蓮「別にいい」


は?最悪だ


隼人「よし決まりだ。お前は今から青龍の姫だ!」


桜「やった!!!」


優「よろしくね」


綾人「よろしくな!!」


彼方「よろしくね!羅忌ちゃん」


蓮「よろしく」


話を進めるな


羅忌「私いいなんて一言も言ってないんだけど、それと、どーせ裏切るんでしょ?私は裏切るというのが1番嫌い」



隼人「大丈夫だ、お前は絶対に裏切らない」


優「うん!裏切らない」


彼方「裏切らないよ!」


綾人「おう!」


蓮「裏切らねぇ」


桜「入ってよ?お、ね、、がい」


泣くなよ!


裏切らない、、か


ま、こいつがまたいじめられるかもだし


少しだけいてやるか


羅忌「わかったから、泣くな」


どーやら私は、桜の泣き顔には、弱いようだ


桜「ほんと!!!やった!」


計算済みだな


そうして、姫になった