羅忌side


はぁ、仕事めんどくさい


でも、やらなきゃね世界1位だし


仕事をやり始めて1時間、山積みだった仕事もなくなってきた頃


ピリリリリ・・・ピリリリリ


ん?電話


ピッ


羅忌『はい』


竜『あ、もしもし?羅忌?話したいことがあるんだ、桜の事で』


桜?


私は立ち上がった


羅忌『な、なに?』


竜『俺の弟が、病院の委員長なんだよ、それでな・・・ちょっと待て変わる』


若い委員長だな


楓『あ、もしもし?俺だよ!楓!』


あ〜楓か


楓っていうのは竜の弟で、病院を経営している、スーパーエリート


桜の担当医師でもある


楓『それで、実はな桜ちゃんは、、助からない』


は?


羅忌『うそ!嘘でしょ?』


そんな、どーしよ


楓『いや、、言い方が悪かったか。助からない事はないんだが、血液が足りないんだ。』


血?


羅忌『桜は何型?』


楓『それが、珍しいものでX型なんだ』


X型?私と一緒だ


楓『X型の、血液がなくて今探し回っているんだ、しかも、凄い量が必要だ、このままだと桜は、1日ぐらいしか持たない』


ドキッン


胸が高鳴る


あぁ、手が震える


手が震えたのは、死ぬ宣言をされた一瞬で私が考えたものからだ


それは























私の血液を投入すること


イコール私の死


ふふっいいじゃねーの!


桜のためなら死んでやるよ


別にこの世に未練はない


元々未練はないし、天国に行けば私の大切だった人に会える


気付けば足が動いていた


中央病院に