幸せを探して

たとえ住んでいる場所が違くても、環境が違くても、世界が違くても。

それでも、きっと心は繋がっているから。


綺麗事を並べ立てているみたいでごめんね。

だけど、私が本当に伝えたい事はこれなんだ。

ずっと傍に居て、ずっと隣に居て、2人で人生を歩むの。

それは、今の私達と違うけれど。

でも、私はいつも美空の傍に居る。

隣に居る。

2人で人生を歩む事はもう出来ないけれど、その代わり、私は美空の近くに居る。

美空が孤独を感じないように。

独りぼっちになって、悲しまない様に。

誰も分かってくれない、なんて、自分で殻に閉じこもらない様に。

たとえ見えなくても、存在すら感じられなくても、私は隣に居るから。

幽霊だなんて、怖がらないでね(笑)』


「怖がる訳、無いじゃん…」


私はティッシュで涙を拭き取りながら呟く。


妹を怖がる姉なんて、姉妹、いや双子失格だ。


死んでも生きていても変わらない。


私の双子の妹は、美花1人だけだから。


誰も、美花の代わりにはなれない。


例え、同じ容姿を持った人が居ても。


同じ性格の人が居ても。



私は鼻をすすり、まだ続く手紙を読み進める。