幸せを探して

私の為を思って行動してくれた美空、私は大好き。

本当に、ありがとう!』


私の目から、ツーッと涙が流れる。


唇が震える。


余りにも不意打ちすぎる。


(私、泣いちゃうじゃん…)


美花に感謝されたら、私は泣いてしまうではないか。


“ありがとう!”


と書かれた所だけ可愛くデコレーションされているのは、美花の遊び心だろうか。


私は頬を流れる涙を拭い、次の文を読み進める。


『美空、お願いだから、死にたいって思わないで。

美空はこの1年間、何度も何度も“死にたい”って思っていたでしょ。

でも、本当に死なないで!

死んでも、良い事なんてないから。

死んじゃった私からの、忠告だよ?

信じて。

もしも、美空が自殺とかしても、私は喜ばないからね!

むしろ、追い返すかもしれない。

私は、美空に自分の人生を全うしてからこっちに来てほしいの。

病気とか、事故とかなら仕方ないかもしれない。

でも、自分で思って、死なないで。


私の生きていた頃の記憶は、中学1年生のあの日までしかないの。

だけど、美空はそれよりも1年分多いでしょ?

私は美空の隣に居るけれど、実際に体験している訳じゃない。

見ているだけじゃ、分からないの。

だから、美空。

沢山の事を体験して。