「それに、美空が夢の中で寝たからって夢が覚めるとは限らないでしょ?…私はまだここに居るから」
美花になだめられ、私は渋々ベッドへ潜り込む。
美花に渡された枕に頭を乗っけて、そのままの姿勢で美花を見る。
「まだ、居るから」
美花は私を安心させようと微笑み、ガッツポーズをしてみせた。
「うん…じゃあ、少しだけ寝るね」
私はどこまで頼りない姉なのだろう。
現実を見つめたくないあまり、夢にしがみつこうとしている。
そんな私を笑顔で支えてくれる妹。
こんなに優しい美花とも、夢が覚めたらお別れだなんて。
本当は、いつまでも夢の中に居たい。
けれど、そんな事は決して出来ないのだ。
いつかは、前の様に美花が居ない生活へ戻らないといけないから。
(いつまでも、自立できない姉でごめんなさい)
私は心の中で謝る。
「うん。おやすみ、美空」
私のやるせない思いを汲み取るかのように、美花は優しくそう言った。
「……おや、すみ……美花…」
私の体重よりも重いのではないかと思っていた瞼をゆっくりと閉じる。
瞼を全て閉じる前に、ぼやけた美花の顔が映った。
(美花…)
それを最後に、私はゆっくりと意識を手放した。
美花になだめられ、私は渋々ベッドへ潜り込む。
美花に渡された枕に頭を乗っけて、そのままの姿勢で美花を見る。
「まだ、居るから」
美花は私を安心させようと微笑み、ガッツポーズをしてみせた。
「うん…じゃあ、少しだけ寝るね」
私はどこまで頼りない姉なのだろう。
現実を見つめたくないあまり、夢にしがみつこうとしている。
そんな私を笑顔で支えてくれる妹。
こんなに優しい美花とも、夢が覚めたらお別れだなんて。
本当は、いつまでも夢の中に居たい。
けれど、そんな事は決して出来ないのだ。
いつかは、前の様に美花が居ない生活へ戻らないといけないから。
(いつまでも、自立できない姉でごめんなさい)
私は心の中で謝る。
「うん。おやすみ、美空」
私のやるせない思いを汲み取るかのように、美花は優しくそう言った。
「……おや、すみ……美花…」
私の体重よりも重いのではないかと思っていた瞼をゆっくりと閉じる。
瞼を全て閉じる前に、ぼやけた美花の顔が映った。
(美花…)
それを最後に、私はゆっくりと意識を手放した。



