四人はネットで知り合った。


あの会社が憎い、潰したい。


そう願う人たちが集まる掲示板で出会った。


話していくうちに、四人全員が意外と近くに住んでいることが判明。


数日後、実際に会うことになった。



それから四人はよく集まるようになる。


ただ大地の会社を潰せるような証拠を集めるために。



彼女たちが初めて会って一か月くらい経ったころ、多くの証拠が集まった。


後はその証拠を警察に届けるだけだった。



もちろん、彼女たちは大地の会社の社員にばれないよう調査しているつもりだった。


だが、それはただの思い込みに過ぎなかった。


実際はすべてばれていたのだ。


彼女たちはいつ殺されるかわからない状況に追い込まれた。


しかし、誰一人逃げようとは思わなかった。



逃げようとは思わなかったが、このまま大地の思惑通りに殺されるわけにはいかなかった。


だから苺は急いで手紙を書き、SDカードとともに姫野学園に送った。