【短編】人はこれをや恋といふらむ


「だから俺がどんなでも変わらないお前が好きだ。……もうあんまり言わせんな」


そう言って横を向いた彼の顔は真っ赤で、私よりうんと立派で大きな体の男の人がこんなにも照れてる。

その姿に1000年前のますらおが恋に狼狽える様子を重ねた。

そうなんだ、これが、恋、なんだね。


「ありがとう。私、すごく嬉しい。私も……渚が大好きです!」