「吉本さん、ちょっといい?」



……はあ。

一難去ってなんとやら、ですか。


頬に当たる風の冷たさがキレを増して来てる今日この頃。

だけど、そんなのよりずっと、今、目の前にいる女子たちの鋭い目のほうが冷たくて身が切り裂けそう……