まだまだぷくぷくと電車は線路に沿って沈んでいく。 「どこまで行くんだろう」 ポツリと呟いたのは私じゃない。 バッとに外の景色から、目の前を振り返ると─── 「大和!?」 私の声に嫌そうに眉を顰める大和の姿。