「まあ、今日は疲れたろうから、なにもしないでおいてやろう」
と言って頭を軽くぽんぽんと叩かれる。
俺も疲れた、と言う奏汰に、そうか、とつぐみは思った。
毎晩、社長を疲れさせたりして、早く寝かせれば襲われないかも、と思っていると、いきなり奏汰がソファに座るつぐみの身体の下に手を差し入れてきた。
ひょいと軽く抱えられる。
「今日は大サービスだ。
なにもしないが、運んでやる」
と言ったあとで、
「そうだ。
家では、社長はやめろよ」
と言ってきた。
「会社に居るみたいだし。
無理やり秘書を連れ込んでるみたいで落ち着かないから」
と言う。
それ、後半の話は、なにかひとつでも違いますかね、と思いながら、眠いので、そのまま運ばれた。
『社長』じゃなかったら、なんて呼んだらいいんだろうな。
と言って頭を軽くぽんぽんと叩かれる。
俺も疲れた、と言う奏汰に、そうか、とつぐみは思った。
毎晩、社長を疲れさせたりして、早く寝かせれば襲われないかも、と思っていると、いきなり奏汰がソファに座るつぐみの身体の下に手を差し入れてきた。
ひょいと軽く抱えられる。
「今日は大サービスだ。
なにもしないが、運んでやる」
と言ったあとで、
「そうだ。
家では、社長はやめろよ」
と言ってきた。
「会社に居るみたいだし。
無理やり秘書を連れ込んでるみたいで落ち着かないから」
と言う。
それ、後半の話は、なにかひとつでも違いますかね、と思いながら、眠いので、そのまま運ばれた。
『社長』じゃなかったら、なんて呼んだらいいんだろうな。



