運送屋に指示しながら、小枝子が中に入っていったあと、つぐみは言った。 「嘘でも言っていただいてありがとうございます」 「別に嘘じゃない。 ま、幸せだと思うかはお前次第だがな」 と言って奏汰は中に入っていった。