そして、
「この時間から飲んだら眠れなくなりませんかね~」
と今度は違う心配をし始める。

 いやいや、大丈夫だ、と腹の中で思いながら、奏汰はキッチンへと向かう。

 ウイスキー入りのアイリッシュコーヒーだからな――。